PRETENDERS / PRETENDERS
1980年発売、プリテンダースのアルバム。時代的にはパンクとニューウェイブとの真ん中かな?そんでもって、見事にパンクとニューウェイブの真ん中、行ってるサウンド・楽曲だと思う。俺ね、ニューウェイブって括られるジャンル及びサウンド及び楽曲、ダメなんだ。70年代パンクのバンド達が「長いものに巻かれろ」とか「背に腹は変えられない」って思ってたかは知らんけど、ニューウェイブ風に移行したのは事実だろうなぁ。そんな中だからプリテンダースって、最初に聴いた時、『ピピピピンっ!』って来たんだ。

   

蛍 / シオン
1992年発売、シオンのアルバム。やいやいやい!『ホタル』ってタイトルを文字変換しようとしたのに、ジャケのような"火"が二つ頭上で灯してる様な漢字が出現しんかった。こんな感じで物事には限界があってね、想像にも限界があるかもしれん。頭打ちって感じで。最近のコたちはね、よく『妄想』なんて言葉を、多用するような雰囲気を感じ取ってんだけど、妄想なんかじゃなく、どっかで見た事があるような風景、とか、「うんうん、解かるっ!その風景っ!」って感じな世界を表現してるのがシオン。俺にとっての世界だよ。11曲目収録『トタン屋根の小屋に住む老人』。たまらん。涙ちょちょぎれそうになる楽曲。素晴らしい。

   

A CASE OF THE SHAKES / Dr.FEELGOOD
1980年発売、ドクター・フィールグッドのアルバム。そりゃぁねぇ、フィールグッド、初期の3枚は最高だよ。ウィルコ・ジョンソン在籍時のね。でもね、ウィルコの後に入ったジッピー・メイヨという男、この男もギター小僧だ。部屋に遊びに行ったり、遊びに来たりしたら、たぶん、おしゃべりしてる最中でも片手にはギターなんじゃないかな。ひざの上にはギターなんじゃないかな。弾きながら会話すんの。会話しながら弾いてんの。この盤、ジャケット見てみるよ。各メンバーの背景、うっすらとボトルの形で着色してあるね。やっぱりね。

   
 

SEVEN DAYS OF NIGHT / BARBARA ACKLIN
1969年発売、バーバラ・アクリンのアルバム。セブン・デイズ・オブ・ナイト。「一週間の晩飯は何にしようかな?よし、月曜日はあれで・・・火曜日はあれで・・・日曜日はあれで・・・」って考えてたら、よっぽど料理好きな人じゃない限り、だいたいパターン似てきたりね、しちゃうと思うんだ。この盤、全11曲入りなんだけど、捨て曲無しね。全曲、カッコいい。美味い。

   
 

I FEEL SO BAD / EDDIE TAYLOR
1972年発売、エディ・テイラーのアルバム。数々のブルース・メンのバックを担当して、49歳っ頃にレコーディング・発売した初のソロ・アルバムがこれなんだって。ギター弾きながら唄ってる。50ccバイク、いわゆる原チャリね、みたいな音なんだけどね、ブーストされてないよ、だけどね、こう、なんか、『ぐぅ〜っ!』って押されちゃう。押されちゃうんだよ俺は。アクセルなんてね、あって無いようなもんなんだ。加速したい時だけ握り締めりゃぁいいんだよ。踏み込めばいいんだよ。そんな気持ちにさせてくれるレコード。

   
 

BUSINESS AS USUAL / SECRET AFFAIR
1982年発売、シークレット・アフェアーのアルバム。1990年前後っから ”ギターポップ ”なんつってね、英国で大騒ぎが始まりだした。この盤は82年発売だに。ギタポ・キッズのハート直撃のはずなのになぁ。なにからなにまで。彼等にとってポール・ウェラーが兄貴扱いなのは当然だと思うんだけど、このバンド、シークレット・アフェアーにも光を注いで欲しいなぁ、もっともっと。

   
 

ROCKS / AEROSMITH
1976年発売、エアロスミスのアルバム。日本だけの現象なのかな?なにか?っつーとね、なんでも三つで区切ろうとする習性。御三家とか、花の中三トリオとか、三大ギタリストとか、松竹梅とか。思いつくら?みんなも。んで、エアロ。エアロスミス、キッス、クィーンだったんだってさ、70年代当時は。長髪だよ、エアロは。だけどね、髪型で判断しちゃぁいけない。ツンツン針ネズミ・へヤーでもパンクじゃぁないかもしれないじゃないか。俺にとってのエアロってロックンロール。ハード・ロックじゃぁない。だってバック・トゥー・ルーツの姿勢が匂ってくるんだもん。

   
 

THE HEART OF SATURDAY NIGHT / TOM WAITS
1974年発売、トム・ウェイツのアルバム。大ヒット曲って全くないら、この人って。だけど名前は知られてる。例えば、土曜日の夜。「やってられんっ!飲みに行くぜっ!」つって酒場へ出動する。頭ん中でサイレン廻しながら出動。酒場着。そこで出会った奴と話をする。音楽好きだってさ。映画好きだってさ。いろいろ話をしてたら、やっぱこの男、トム・ウェイツの名前が出てきた。やっぱりね。トムさん話題で、話が食い違ってきたぞ。激論大会の始まりだよ。それは、ウェイツのどの時期のレコードが好きか?って点で。やっぱりね。でも、いいじゃん、楽しい土曜の夜になったんだから。話し相手ができたんだから。

   
 

PAST MASTERS VOL.1&2 / THE BEATLES
1988年発売、ザ・ビートルズの編集盤。ビートルズで一枚挙げろっ!って俺が勤めてる会社の社長に「社長命令だっ!挙げろっ!」って命令されてもね、困るね。命令のお返しに「そんじゃぁ、社長、挙げてみて下さいよ。選べれますぅ?ビートルズんLPん中っから」「うぅ〜ん、むっつかしぃなぁ〜」「やっぱ、そうでしょ?でもね、俺 『レイン』って曲、大好きなんですよ、社長」「おぉ〜『レイン』かっ!最高だなっ!あの曲は。だったらパスト・マスターズにしとくか!『レイン』入ってるし」「同感です、シャッチョぉ〜ぅ!」ってな感じで俺と社長が仲良しになっちゃうかもしれないビートルズの魔力をどうぞ!

   
   
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